私が大学4年間でやったアルバイトを紹介する

タイトルの如く、私は大学4年間で様々なアルバイトを経験した。

まあでも、そんな大学生は結構いるのではないだろうか。

いいバイトもあったし、悪いバイトもあった。

そんな経験したアルバイトを、良いところ、悪いところ諸々紹介したいと思う。

 

あくまでこの記事は、当時どんなアルバイトをしようか悩みに悩み、色んなブログや情報サイトを網羅していた私のような大学生に対し、ちょっとでも助けになればというスタンスだ。

 

ふとこの記事を見たあなたが、少しでもいいアルバイトができますように。

 

 

 

 

 

◎高校生向け塾講師アルバイト

 

大学生のアルバイト鉄板の塾講師だが、私もそれに漏れずこのバイトを4年間やりぬいた。

塾講師アルバイトといっても、私のいた塾は映像授業が完全メイン、テストや過去問何から何までもオンラインで提供する所であったため、塾講師といっても生徒のメンタルを安定させたり、事務作業をしたり、時々ある大規模模試の運営をしたり、わからないところを一緒に悩んであげたり(笑)(決して完全解決はしない)、するような業務内容で、大人しく優しい(悪く言えば田舎臭い)子たちが多かったため、私も持ち前の適当メンタルでのびのびと生徒との関係を築くことができた。

 

また、主任の先生達や他のアルバイト生も熱心かつ優しく、様々な社会勉強をできたようにも思える。事務作業が多かったこともあり、Officeの実践的な扱い方などを深く勉強できた点は今の仕事への強みや慣れにもなった気がする。

 

〇良い点

・受験の際に志望校やモチベーションなどで悩んでいる生徒の話を聞き、自らの経験を踏まえてアドバイスをすることによって、生徒がメンタルを復活させたり志望校に無事合格するようなことがあったのが凄く楽しかった。純粋に人と話すことが好きな人は向いているし、やりがいがある。

・変な奴がいない。周りがみんな大学卒の常識ある大人達。居酒屋バイトなどをしているとよくいる、典型的な低学歴バカがいない点が、塾のバイトは精神面で大きなメリットである。バカがいないだけで仕事はグンとやりやすくなる。これをメリットに挙げるのは、以下で書くアルバイトの影響が大きい気がする。

 

〇悪い点

・給料が低い。これに尽きる。精神を疲弊することも多く、何気に体力も使うアルバイトだったが、THE☆最低賃金だった。4年間で100円時給上がった。

 

 

 

◎カラオケのスタッフ

 

私が今でも思い出すだけで腹が痛くなるアルバイトだ。

といってもそのカラオケの立地や大きさによってもこれは本当に様々だと思うので、あくまでも私の経験上、なるべくやらない方がいいバイトだと言いたい。ちなみに私がバイトしていたカラオケは、大きな駅から徒歩2分、部屋数約70、パントリー・フロントは1つと、なかなかの地獄物件だった。

 

まずとにかく忙しい。週末の夜の二次会利用はもちろんのこと、平日の昼間はジジババで大混雑する。ジジババは話が上手く通じない上に大人数で来るので、まず受付で一悶着。次にルームで勝手にマイクの主電源を切ったりして一悶着。酔っ払いの二次会利用もかなりしんどく、辞める大きな理由になったが、ぱっと見分からない裏ボスだ。

高校生は学校終わりの時間帯からある程度の夜まで非常に安く利用できるプランがあったため、こちらは金を使わずに長時間居座り、なぜか出て行った部屋はジュースでベタベタなど、ウザ…と思う瞬間が多かった。私はフロントもフロア(部屋に飲み物持って行ったり掃除したり料理する人。)もしていたので、ダブルでしんどかった。(フロントはやらない契約だったのに人手不足で立たされていた。クソだった。) 私的に、カラオケは居酒屋バイトとホテルフロントをダブルでしているような気持ちだった。しんどさが伝わるだろうか。

 

〇良い点

・カラオケが非常に安く利用できる。カラオケが好きだったので、もはやこのためにカラオケでバイトしていた。しかしそれだけ。

 

〇悪い点

・支配人がアホ。地方店だったので、昔アルバイトをしている時に専門学校をやめ、そのまま正社員→ついでに支配人。というパターンが非常に多く、話も通じない上に遊んでばかりで全く仕事をしない。私をフロントに5時間立たせて自分は休憩室でタバコを吸い古参バイトのギャルと喋り続ける、なんてこともザラにあった。支配人がアホだと集うバイトもアホなので、古参アホ達に参ってまともな子ほど続けられないみたいな状態だった。とにかくこの人間関係が嫌で辞めた。私はまともな子だった。他のカラオケ店の情報を探ってみると、こんなことは割とあるらしい。カラオケに限りませんが。

・給料以外と低い。夜間は高いですが、辛さと自給が純粋に見合わない。

 

なんだかんだ耐える子だったのでこのバイトは1年半くらいした。支配人と昼のパート達が無理すぎてある日プツンと逃げるようにやめた。

 

 

 

◎工場の夜勤バイト

 

このバイト、なんだかんだ私が一番楽しかったバイト。夜型人間だったため、夜勤でもなんらしんどくなく、朝まで働いて少し寝て大学に行き、帰ってきて寝てまたバイトに行くみたいな生活をしていた。日勤のシフトもあったため、長期休みは日勤で働いたりもしていた。カラオケバイトをやめてから卒業まで丸2年働いた。

 

〇良い点

・時給がいい。最低賃金よりもかなり高く、夜勤手当がつくので月に数回働くだけでどのバイトより稼げた。

・意外と福利厚生がしっかりしている。大元が大きな株式会社だったりするため、それなりの福利厚生が受けられた。福利厚生とは少し異なるが、完全送り迎え付き、お弁当付きなど、夜勤でも一人で外を出歩かずに済んだ点はとても良かった。

・仕事内容がすごく楽。単純作業が多く、脳死プレイも可能なため、夜中じゅうひたすら何も考えずにバイトしてた。頭の中にiPod nanoを住まわせ、好きに音楽をかけることができるという能力をなぜか獲得した。

・人間関係が楽。ひたすら黙々と作業する上に、正社員にはおじさんおばさんが多かったため、バイト関連で悩みがちな人間関係というものが完全になかった。やはりこの点は大きい。

 

〇悪い点

・やはり眠い。どうしても大学との兼ね合いで睡眠不足になることが多く、船を漕ぎながら作業したこともある。眠すぎてしんどくて休んだことも一度だけある。

・地味。服装は作業着。出会いなんて全く無し。なので、アルバイトに出会いやオシャレを求める人には向いてない。しかし髪やピアスは自由な工場が多く、私も真っ赤な髪の毛やバチバチのピアス・ネイルで機械を動かしていたことがある。特に意味はない。自己満足。

 

夜勤明けの帰り道に送迎の車の中から見た、とても綺麗な朝焼けや夜空や、その日の中でいちばん明るい月が忘れられない。草木に霜が降りてキラキラしていた。

通常の人間の時間で生きているとあまり見ない街の風景を見た。地球が愛しくなった。

 

 

 

◎競馬場のスタッフ

 

人間の闇を見れるバイト。サークルを引退してから土日が暇だったので、卒業まで1年くらい働いた。何気に楽しかった。色んな部署があり、大学生からはとても人気なアルバイトだった。私はキャンペーンスタッフや案内係スタッフなどを経験した。運がいいと競馬場に来た芸能人を見れる。プリキュアも見れる。なんだかんだ馬も可愛い。真面目に生きていれば決して来ないだろう競馬場で、馬をかわいーと思いながら見ている瞬間が非現実的で、動物園みたいで、結構楽しかった。割とおすすめバイトである。3連単などの馬券の買い方の仕組みは根気強く勉強したが、結局覚えられなかった。

 

〇良い点

・時給が良い。業務内容の割に時給が良く、交通費なども非常にはぶりがよかった。電車が少しでも遅延するとタクシーの利用許可が下りたり、電車が動かない日には家からタクシーを許可したりと、さすがである。

・割と人間関係がしんどくない。主に大学生とパート主婦で構成されており、大学生とパート主婦はよくペアにさせられた。パート主婦の話はめちゃ面白い。暇なときには人生経験豊富な波乱万丈パート主婦の話を聞きながら時給を発生させていた。そしてパートのおばちゃんはびっくりするほど食べ物をくれる。大学生助かる。楽しい。

 

〇悪い点

・客層がお察し。突然怒鳴られたりすることはもはや日常茶飯事。馬券が当たるからと言って若い女であるの手を握って願をかけたりしている。ウケる。その手洗ってないよね。最初の頃は突然怒鳴られたり触られたり唾を吐かれたりでヤバイ…と思っていたが、段々動物園みたいで楽しくなる。突然怒鳴るおじさんはどうやったら怒鳴らなくなるのか、などを仲間と話した。カルシウムが不足していると思うので競馬場の売店は牛乳を押し売りしたほうがいい。

そういうおじさんは突然倒れたりもするので、よく救急車も来る。大体が全然無事。

そういうおじさんはゴミ箱の存在も知らないので地球全てがゴミ箱になる。

テレビ中継に向かって罵声を挙げるおじさん集団なんかもなかなかの見ごたえがあるので、ぜひ一度は見てほしい。東京などで大きなレースが開催される日のウインズ競馬場の11レース時のモニター前はジャニーズのライブでジャニーズが登場した瞬間くらい盛り上がる。

・朝早い。競馬場の朝は早い。朝は苦手なので結構しんどかった。前述した工場バイトの夜勤明けに競馬場バイトに行ったりしていた。今考えると若いからできた。もう無理。

 

人間の闇をたくさん見れるバイトなので飽きないしおすすめ。馬カワイイ。

 

 

ここから下はいろいろやった単発バイト。

単発バイトは共通して、その場の人間とはこれっきりだと思うととても楽。

しかしお店などで単発してしまうとその後客としてめちゃくちゃ行きづらくなるので注意。

 

◎ケーキ屋の単発バイト

クリスマスなど、ケーキ屋が混むときに募集が入る。店内飲食の片付けやケーキを取って詰めたり梱包したり備品を整備したりした。とてもしんどい。もうやりたくない。

〇良い点

・懸命に絞り出したがない。極々たまに廃棄をもらえる。

〇悪い点

・かなり忙しい。ケーキの取り扱いもかなり厳しく、少しでも爪が入ると即効廃棄で正社員のとめどなく冷たい視線に苦しむ。ケーキの種類も多く、単発でこなすことは不可能。なのに募集要項に「誰でもできる!」って書くのやめてほしい。

・服装めちゃ厳しい。もちろんだけど、爪とか髪の毛が出てるとかピアスとかは厳しく注意される。

・現場の人間が単発スタッフが来ることを把握していない。もはやなんやねん。

 

 

◎採寸バイト

4月前に多いバイト。主に新高校1年の制服採寸が多い。すごく忙しいが、訪れる人々の春から新しい生活を送るキラキラとした期待を持った目が眩しく、そこそこ楽しい。色んな制服があって見ていて楽しい。

〇良い点

・時給が割といい。デパートなどで開催することが多いので、デパートの社員食堂を利用できたり、裏側を散策できたりと、「裏側潜入感」が意外と楽しい。

〇悪い点

・昨今の制服はとにかく指定品が多い。購入強制品が多いので、1つ購入させるのを忘れたりするととても大変なことになる。子供のことになるとクレーマーになる母親も多く(特に男子学生の母親に多い)時々めんどくさいイベントが発生する。

・学校の校則なども細かく聞かれることが多いため、制服の着用規則の他にも何かと事前勉強が必要なバイトだと思う。大体前日に制服メーカーからの研修があることが多い。

 

 

◎イベントスタッフ

イベントといっても、コンサート規模のものからセミナーなど様々。

〇良い点

・1つのイベントを成功させるために皆が熱意を持って働いているため、結構楽しい。

・時給がいい。お弁当なども出る現場が多い。助かる。

・出会いがある気がする。

〇悪い点

・環境によっては死ぬほど寒かったり暑かったりする。着ぐるみは臭い。

セミナーなどは覚えることが非常に多く、前日から研修にいそしんだりする。

しんどい現場もあったが、意外と楽しい現場が多かったので、またやってみたいアルバイトである。

 

 

◎小学校の夏休み教室アルバイト

夏休み教室と言っても、基本的に涼しい室内で遊び相手をすることが多い。本来は宿題を終わらせるというのが大きな目標だが、遊びたいがためにその日のノルマをあっという間に仕上げる子が多いため、勉強を教える手間はあまりない。

〇良い点

・拘束時間が短い。大体長くても5時間程度で、時間帯も昼頃なので、時間に関しては非常に良い。

・子供が好きな人にはとても楽しいと思う。低学年も、高学年が積極的に誘って遊んでくれるので、自分はその輪にいるだけで良かったりする。

〇悪い点

・結構疲れるにも関わらず、時給は基本的に最低賃金。拘束時間も短く、ぶっちゃけてあまり稼げない。

私は少し絵が描けるので、それで大体女の子相手はやってのけた。男の子相手には褒めてればなんとかなる。あまり子供は好きではないが、割と楽しかった思い出である。

 

 

 

 

 

 

 

もっと上げればキリがないだろうが、思いつくのは大体これくらいだろうか。

やってみたいアルバイトはあっただろうか。単発バイトは派遣サイトに登録しておけば割とジャンジャン入ってくるので、おすすめする。

 

夜関連のアルバイトも大学生のうちにしてみたかったが、結局夜バイトするより、その時間は寝て更にその夜中に夜勤バイトをした方が楽に稼げたというのが大きかったかもしれない。

 

 

ここに書いたことはあくまで「わたしの場合」なので全てがそうだとは限らない。

大学は勉強も楽しかったが、バイトも色々経験できたので行って良かったと思う。肩書のあるフリーター的な。(?)

 

ありがとうございました。